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「レオパルド・・話がある」
「・・どうした」
思いつめた表情で寝室を訪れた清見の顔を優しく覗き込むレオパルド。
その青い瞳に自分が映るのはきっと最後だと思い、また清見の胸がツキンと痛んだ。
「俺は・・やっぱり、お前の花嫁にはなれねぇ・・」
「理由をきいてもいいか?」
「・・・・・・・俺、男だし・・おっさんだし・・結婚・・一度していたことあるし・・分不相応だろう?もっといいやついくらでもいるだろうに?」
「・・・それは条件の話だな・・お前が花嫁にならない、なりたくないと思った本当の理由はなんなんだと俺はきいてるんだ」
しかし、やっと絞り出した理由は、ものの3秒でばっさりと切り捨てられて、俯いていた顎を救い取られてしまう。
冷静に見えたレオパルドだが、間近で見た青い瞳は、炎のように燃え上がっていて、逃がすつもりはないという強さがあった。
「あ・・・」
「なぁ、清見、何を気にしている?何がお前を悩ませているんだ?」
「俺・・は・・俺は・・」
いつも頼られ、守る側だった清見は、それだけで決心が揺らいでしまう。
好きだと言われて、抱きしめられて、力強い腕の心地よさを、たくましい胸板の頼もしさを知ってしまった後で、離れることはひどく辛かった。
「清見・・・愛している・・・俺は・・お前との子供が欲しいんだ・・」
「へ?」
レオパルドがとんでもないことをいいだすまでは・・・
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