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三人目
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イルは文句を言いながらも、小さなカップに水を入れた
「これでいーい?」
「いいよ」
ロゼッタがカップの中を覗き込むと、一瞬で顔をしかめた
「あの…」
不安そうに客が声をかけると同時に店に男が入ってきた
「サクヤ!どうしてこんな所に入ったんだ?俺が何かしたか?」
「え…、どうしてここが…」
ロゼッタは静かに入ってきた男を見て言った
「貴方が、"レン"さんですね」
「何でお前が俺の名前を…」
イルがロゼッタの所に来て、水鏡を見た
「…ふーん、前世で付き合ってたのは本当だね。恋人だったのも」
「それで見えるのか…?」
男の問いにイルが頷いた
「見えるよ」
「じゃあ、何故サクヤは覚えていないんだ?俺はサクヤを…」
「私は貴方を知らないのに…」
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