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CAGE4:あの日の同罪ー倉橋 洋ー22
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思わず自分の顔を手で覆った。
「啓介、僕をどうしたいの? 」
「ぇ………?」
「言ったろう?僕だって完璧な人間じゃない。そんな事言われて理性を保てっていう方が無理な話だ。お願いだから煽らないで。」
ふぅーっと息を吐いて気持ちを落ち着かせようとする。
「でも、俺……上月さんを満足させられないんじゃ……一緒に居る、意味無いし……」
伏せられた目ときゅっと噛み締めている唇。
僕が拾う前の啓介は、奉仕人形のような扱いをされていたらしい。
らしいと言うのはこの目で見たわけではないからだ。
ただ彼の言動や行動からそう窺えるものがありすぎる。
「俺は上月さんを満足させないと、役に立たないとダメだから……」
ーーじゃないと捨てられちゃう。
そんな声にならないぐらい小さな呟きが耳を掠めた。
僕は啓介の脇に手を添えて、その身体を少し上に抱えあげる。
「啓介、僕を見て。」
「はい………」
「僕は君を捨てたりしないよ。」
「でも…………」
「僕は啓介に何かを求めて傍に置いているんじゃない。」
「…………………」
「僕が傍に居て欲しいからなんだよ。君は僕に愛されるために傍に居るんだ。」
ぶわっと花が咲くように、啓介の顔は喜びの色を出していく。
「上月さん……ちょっと、キザ過ぎませんか……」
「あ、生意気だなぁ。クリスマスイブなんだし、たまには格好つけさせてよ。」
どうやら少し落ち着きを取り戻したらしい。
「でも啓介、今嬉しいでしょう?ほら、ここ濡れてる。」
と、勃ち上がり蜜を滴らせていた啓介のモノをピンっと弾く。
「あっ…………!」
「じゃあ続き、しよっか。」
先端だけをくるくると指先で撫で回すと、立ち膝状態の啓介はガクガクと足を震わせる。
「あ、ん……だっ……そこぉ……」
「ん?先端気持ちいいね?」
「い、い…」
「ほら、おいで。」
僕に言われるがまま、啓介の身体は僕の方へ倒れ込んでくる。
身体を抱き止め、モノを軽く上下に扱けば、あっという間に精を吐き出してしまった。
「ああ、やぁぁぁ!」
「いっぱい出てくるね。最近してなかったからかな?一人でもしてない?」
「し、ない……」
「じゃあ今日は空っぽになるまでしようね。」
それは無理だと啓介は頭を横に振るが、残念ながら僕が止まれそうにないわけで。
「ーーごめんね。」
「あっ……待っ……」
顔をひきつらせる暇も与えず、啓介の後孔へと指を忍ばせた。
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