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生意気だけど#5
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「何で?いいじゃん。悠真は俺のものだし。」
後ろから抱きしめて耳元で囁いてくる。
「俺は…っ、ものじゃねぇ…」
「うん。でも、俺のだよ。」
そんな優しい声で言われたら怒る気も失せるだろうが。
「ねえ、悠真。もっと啼かせていい?」
俺の服にまた手を入れて胸の突起を弄る。
耳とか首筋を舌が這う感覚が俺を支配して背筋がぞくぞくする。
「ぁっ…ん!っひ…ぅ…!」
俺を抱きしめてる腕は俺よりもずっと強い力で身動きが取れない。
同じ男でもここまで違うのか。
自嘲気味な溜息が吐息に混じって漏れる。
「ずっと、何か考えてる?悠真?」
一旦手を止めて俺の前に回り込んできた。
「…別に。何でもねえよ。」
なんとなく視線を逸らす。
「今度は答えてくれる?俺に、会いたくなかった?」
わざわざ覗き込んでこなくても。
宏樹の眼には絶対何か仕込まれてる気がする。
「会えなくても、関係ねえよ。離れてても、俺はお前のもんなんだろ。」
勝てる気がしない。これが惚れた弱みってやつか?
ちょっと驚いてる。自分から聞いたくせに。
「…悠真の全部、俺にちょうだい。」
だから、もうお前のもんだって。
そんなに抱きしめられると苦しいんですけど。
自分の力量把握してくれよ。
やっぱり宏樹は天然だ。
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