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色々料理が運ばれてきてから、孝輔が話始めた。
孝輔『それで俺の印象はどうだった?
今日は俺が相応しいか、空葉の為に着いてきたんだろ?』
相応しいかって?!
僕に?!
貴大『まぁまだ会ったばかりだけど…空葉と似てる。』
孝輔『俺が?』
貴大『はい、八方美人で素直じゃない所が。 』
孝輔『俺は素直じゃなくてもいいんだよ、逆にキモイだろ。こんな男が素直だったら。』
貴大『そんなことない。
ただ、時には正直なことも大事だから空葉には注意して。俺にも前科があるから。』
空葉『ぅっ…』
そんな空葉の反応に首を傾げた。
孝輔『前科?』
空葉『1回、大喧嘩して…その、小学生の頃に女の子と。
たっちゃんの取り合いみたいなので。』
貴大『その時、俺は女がウザくて空葉は僕のだよってずっと言ってたんだ。
それに子どもだったから照れて突き放しちゃった時に絶交の寸前まで行った。』
それを聞いて孝輔は笑った。
孝輔『お前にも可愛い頃があったんだな。』
空葉『っ、今は可愛くなくて結構です!』
そっぽ向く空葉を見てから貴大が言う。
貴大『ほら、可愛い物は可愛いって言わないと手に入らないよ。』
空葉『たっちゃんはもう黙って!ほら食べよ。』
顔を赤くして黙々と食べ始めた。
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