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同性として父として、息子が子供を産める体になった事に嫌悪感を抱いてる
父から向けられる目は無関心から酷いものになったけど…どんな感情とはいえ少しは意識を向けられていよりは嬉しいような悲しいような複雑な心境になった
「えっ、ひど!だっていより様をそんな…って言い方はあれか……手術受けさせたのって親でしょう!?」
「んー…多分、言い出したのはお母さんなんだよ、お母さんの言う事にお父さんは逆らえないんだ」
父親は婿養子で、現在社長の座にはついてるけど会長は瑶実の父なので瑶実の方が立場が上だ、いよりの父はこの家の中では肩身がせまい
弓波家も婿養子をとっているが艶乃は瑶実と違い仕事を継いでいるし、永富家はルリ華を嫁にもらい跡は詠朔の父親が継いでいる、ちなみに艶乃がルリ華にあたりがきついのは幼馴染でもある詠朔の父親が大嫌いだからだ
「あー裏ボスなんですね」
「あはは…マト…僕もう寝る…おやすみ」
もう少し話をしていよりを元気付けたかったけどそう言われてしまい、マトはお休みの挨拶をして部屋を出る
…けど壁にもたれて考えた…いよりはマトの名前を連呼して探していて…何か話があったはず、四人で話していたときは楽しかったのに今日という日を悲しく終わらせるのは可哀想だ
「いより様!……あ?」
「わっ…わ、わ!」
突然開いたドアに驚いていよりが手から何かを落とし慌ててベッドから降りる
それはコロコロと転がってマトの足元で動きを止めた
小さく丸い薄ピンクのそれはラムネかとおもったけど…拾い上げてよく見れば薬だった
いよりはダラダラと汗をかき顔を青くしたのでマトは悪戯っぽく笑う。
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