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なんの障害もなければ澄久がマトにふらつくことはないかもしれないけど少なからず今の状況に不安はあるはず、いつまでも落ち着かない日々は疲れるだろうからマトという楽な方へ傾いてくれたらいい
「なんならうまくいった後にそのまま本気で付き合っててもいいし」
「はぁっ!?マトが詠朔のこと好きなの知っててそーいうこと言う!?」
ありえない!最低!でも好き!っとマトがギャンギャン叫ぶ
「マトが好きなのは俺のステータスだろ?金持ちの息子ってことと、あと顔」
タイプは違うけど澄久も整った顔立ちだし、弓波の家を継ぐのは静彦だけど澄久は両親にちゃんと認められ愛されているのでそれなりの役割は与えられるはずだ
今回の件で家にいるのが嫌になって縁を切ったとしても持ち前の才能と頭の良さでそれなりにいい仕事を自力でみつけられると詠朔は思ってる
「嫌!ちょっと子供っぽいし、マトは余裕のある人が好き!あとー影があったりちょっと危ない人、それにどっちかって言うなら静彦さんのほうがいい!生で見るとオーラが眩しくて、でも優しくっていい人だったー」
美形で金持ちでモデルの仕事もしてして…何もかも完璧なのに気さくでマトのテンションにも引かずに乗ってくれた
握手を求めたら両手で包み込むようにぎゅっとしてくれたし、調子に乗ってすり寄ったら笑って肩を抱き寄せてくれた
いよりを澄久と二人きりにさせて良かったのか悩んだけど…夢のようなひと時を過ごせた
でも静彦は眩しすぎる、外見はもちろん内面も
あんなのが常にそばにいたらマトはきっと疲れてしまう
太陽に照らされることで自分の影の部分が濃く見えて今以上に捻くれてしまいそう
だから自分よりもっと深い闇を持ってる詠朔といるほうが心地いい。
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