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69(シックスナイン)の日♥2 番外編
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雅弘side
頬を真っ赤に染めた恋人。耳まで赤い。
なんでこんなに照れているのか分からない。
いつも唐突に好きと言ってくれる。
ちゃんと気持ちを伝えてくれて、真っ直ぐな目が俺を映す。
雅弘「少し休もうか」
俺の後ろをアヒルの子供のようについてくる佳那。ピタリと止まればピタリと止まる。
スレスレに止まった佳那は雅弘の背中に鼻をピタリと付けた。
無意識であろう袖を掴んだ佳那は、30センチ先にある雅弘の顔を見つめていた。
視線に気づいた雅弘は優しく微笑む。
雅弘「何かお菓子でも食べる?」
佳那「はい」
ずっとハートマークの目は、消えることはない。
────…
サクサクのクッキーはバターの香りがして美味しい。佳那はチミチミと少しずつ大切そうに、それを味わう。目を閉じて幸せそうにモグモグする姿に、じわりと胸が温かくなる。
雅弘「美味しいね」
佳那「おいしいです」
ニコリと笑う佳那。頬についた食べカスを雅弘は取ると、佳那の口へと運ぶ。
チュプン
雅弘の手が口に入った。忘れていたはずのあの言葉が帰ってくる。
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