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◇ルール
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ヒムルさんが出かけてからジークさんと一緒に過ごしていた。
「ジークさんは《ごえい》って仕事してるって聞きましたけど、ご飯作ったり掃除したりもするお仕事なんですか?」
「んー。本来、護衛って言う仕事は主人や城を守るお仕事なんだ、ヒムル国王が外出なさる時は一緒について行ってお守りするんだよ」
「へぇ…そうだったんですね。
なら朝食等は本来どのような職業の方が?
あ、あとフワフワした可愛らしい服を着た女性はどういった…」
はッ!つい夢中になって質問責めに!!
機嫌をそこねてしまわれただろうか…
恐る恐る見上げると、そこには嬉しそうな顔でジークさんがこちらを見ていた。
「「…………」」
「あの。。。」
「っあ、ごめんね。最初の頃より随分慣れてくれたのが嬉しくてさ。それに、そうやって色々聞くのはとても良いことだよ」
なんだ。。怒ってない、しかも褒めてくれた。
ここの家の人たちはみんな優しいなぁ。
それからヒムルさんが帰ってくるまで家のことやお仕事の話をして過ごした。
それから少しして主人の帰宅のベルが鳴り。
帰って来たヒムルさんは
楽しく過ごした僕とは裏腹に、とても怖い顔をされていて…。
「リク、守ってほしい決まりができたんだ。」
出来るだけ穏やかにそう話していたけれど
ヒムルさんが拳を強く握りしめていたのを見れば
それは、ヒムルさんにとって辛い話なのだというのは簡単に分かることだった。
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