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忘れたい
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告白……初めてされた。
天月君はどんな気持ちで告白したんだろう。
僕は勢いで告白……ん?アレは、告白っていうのか?
もうよくわかんない!
とりあえず、そらるさんとは、縁を切って
もう忘れて
全部なかったことにしよう。
それが、1番楽だから。きっと。
何からしよう。とりあえずLINE返そうかな。
『まふまふ、大丈夫?』
『あんな事言ってごめん。俺はまふまふとは今までの関係でいたい。』
『歌い手仲間の関係で』
涙がぽろぽろと零れ落ちていた。
僕は、そらるさんにとって
"友達"じゃなかったんだね。
歌い手仲間…か。なんだか堅苦しい
泣きながら続きを読んでいく。
『まふまふ』
『会いたい』
一ヶ月もかけて、距離を離して、そらるさんの事なんか考えないようにしたのに
この2文だけでも、またあの頃と同じ思いをする。
胸の中が苦しいような嬉しいような暖かいような。なんとも言えないあの感覚。
やっぱり、まだ好きなんだ
やだ
やだ
もうあんな思いするのはやだ
そんな事を思って泣いて
いたのに
体は正直で気がつくと、返信していた。
『助けて』
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