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赤黒
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帝光中学体育祭。
何をやってもキセキの皆さん…特に赤司君が勝利していきます。
やっぱり皆さんは凄いですね…
僕なんてすぐバテてしまいそうです…
それにしても暑い。
本当、こんな炎天下の中よくこれだけ動けますよね、皆んなちょとおかしいですよ
でも本当に皆さんどんどん勝ち続けていって…
赤司君なんて凄く本当楽しそうに、…
…あれっ?
目の前が歪んでいくような…
。。。。。。
「…う……ここ、は…?」
『目が覚めたかい、テツヤ。ここは保健室だよ。軽い熱中症のようなもので倒れたようなのでここで休んでもらっていたんだ。』
目を開けるとそこには赤司君がいました。
「迷惑かけてしまってすいません…」
赤司君は多くの競技に出るはずなのに…
僕が倒れてしまったせいで迷惑を…
『大丈夫だよ。しばらく僕の出番はないからね。それに他の競技よりもテツヤの方が心配だ。』
「ありがとう、ございます。もう大丈夫です…」
随分と気分も良くなり、落ち着いてきたのでそう告げた。
『ん…なら良いかな』
「え…赤司く…っ?!」
ギシッと音を立てて赤司君が僕のいるベッドに乗り、いきなりキスをしてきた。
「んん…ふっ……っなん、れすかっ」
『何って…これからテツヤを襲おうかなと…』
襲、うって……
「だから…っそれがなんでですか…」
『せっかくのチャンスだしと思ってね。いいじゃないか。僕はテツヤが好きなんだ。』
そういって赤司君は自分のハチマキを解き、僕の目を隠すようにして結んでしまいました。
「あ、っの…?見えな……んっ…」
僕が言い終わらないうちに、赤司君は僕の首にキスをした。
『あまり声を出しすぎると体育祭といっても周りにバレるから声は出さないようにね』
「は、い?何、言ってっ、ひゃぁうっ?!」
赤司君がいきなりズボンの中に手を滑り込ませてきて、思わず高い声を上げてしまった。
「や、やめてくださいっ、ひっ、どこ、触ってるんですか…っ」
『声が大きいよ?これぐらいでそんなに声を出していて大丈夫なのか?』
…っ、大丈夫なわけないじゃないですか!
「赤、司君、も、やめ、んんっ?!」
深いキスをされた。
ただ、苦しいという感じではなくて…
『テツヤ…僕の可愛いテツヤ…』
心臓が大きく鳴る。
「赤司君……」
『あ』
「くぅううぅrrrrrろこっちぃいいいぃいい!」
ガラッッと大きな音を立てて保健室の扉が開いた。
『僕としたことが…、とんだ失態だ。鍵をかけ忘れた。』
「あれっ?!すっげえ可愛い黒こっちが!目隠しが!目隠しが!黒こっちが倒れたって聞いてこれは襲うチャンスだと思ってきたんスけど…って、赤司っち?!これ赤司っちがやったんスか?!皆が狙うと思って走ってきたのに俺先こされたんスか?!えっ、えっ、黒こっちにこんなことしたんスか?!羨ましいっス…っ!このまま黒こっち俺にくれないっs…『涼太邪魔するな五月蝿い黙れハウス』」
「えっと…赤司君…?もうハチマキ外してもいいですか…?ちょっと会話聞いてても状況があまり理解できないので…」
「『写真を撮るから待て』っス!」
ダメなんですか…そうですか…写真を……写真?!
「ダメですよ?!」
僕は目隠しされていたハチマキをほどき、軽く制服を直して保健室を飛び出した。
人があまり来ない校舎の隅の階段に座り込む。
走ったせいなのでしょうか…先程から心臓がドクドクいって止まりません…
…僕がそれを赤司君への想いだと気づくのはまだ先の話。
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