アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
栗橋パーティー6by栗橋
-
プレゼントを買えたし、春斗もなんか喜んだし、良かった。
「優、龍、喜んでくれるかな?」
不安そうに言う。
「当たり前だろー!春斗から貰ったら宝物にすると思うよ」
「そ、そうかな。…そうだと、いいな」
嬉しそうに微笑んで、プレゼントをジッと見てる。
素直な時は可愛いのにな。
「さ、そろそろ帰るぞ。」
「あっ!待って!本屋に寄りたい」
本屋?
参考書でも買うのか
「分かった、行こうか」
本屋につけば、参考書のコーナーじゃなくて
実用書のコーナーに行ってしまう。
追いかけていくと、春斗はお酒の種類の本を手に取る
「おい、春斗。そんなのどうすんだ?」
「勉強するに決まってんだろ?」
「勉強?」
春斗は俺を睨みつけてくる。
「お酒の種類を知っといた方が、バイトの時いいと思って」
「…バイトの、ために?」
そこまで研究するのか?
「だって、お客さんにお酒の種類を聞かれた時、中途半端なこと言えないだろ?
せっかく楽しそうに飲んでるのに、分からないなんて言ったら、盛り下がるし」
勉強熱心
前向きに、ひたむきに仕事に取り組んでくれる。
「春斗、良い子だな」
頭を撫でると、むっと目を釣り上げた
「子供扱いするなっ!!」
「いいこ、いいこー」
むっとしてる顔が可愛い。
「仁なんか、知らないっ!」
ぷいっとそっぽを向かれて、俺は笑ってしまう。
まだ2週間位しか一緒に居ないけど
春斗はやっぱり、可愛くて面白い。
なんでもしてあげたくなるんだよなぁ。
欲しがると買ってあげたくなるし
ムッとされるとからかいたくなるし
弱音を言われると、可愛いし
これが子を持つ親の心か?
本を握りしめる春斗
本は逃げたりしないのに
可愛いなぁ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
50 / 267