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ひみつ
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その夜のことは、誰にも秘密。
エドガーさんにも、ジョナスさんにも、イヴさんにも、──レオさんにも。
そして、
「わぁ! レオ兄様! こちらがセシル様ですか!?」
「そうだよ。……ああ、セシル。紹介するね。妹のレイラだよ」
「初めまして、セシル様! 私、レイラ・アーノルド・エインワーズと申します!」
この、レイラさんにも。
興奮気味に頬を薄く染めて目を輝かせるレイラさん。
「レイラは可愛いものが好きだからね。セシルくんは気に入られちゃったかな?」
「レイラ様、どうぞ標的を移して構いませんよ」
「あら、なりません。イヴ様もとってもお綺麗なお顔ですもの」
イヴさんは小さく舌打ちをした。隣でジョナスさんが苦笑いしている。
レイラさんも、二人によく似てとても綺麗で可愛い……と、思うんだけど。
「セシル、悪いことは言わない。黙っておけ。下手に褒め返そうものならマシンガントークが返ってくる」
「まあ、イヴ様酷いですわ。イヴ様はもっとご自分の魅力に気づくべきです。ねぇ、ジョナス兄様もそう思われるでしょう?」
「そうだねぇ……ごめん、わかった、わかったよイヴ。睨まないで……」
余計なことを言うなとばかりにイヴさんはジョナスさんを厳しい目つきで見上げていた。
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