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到着
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小瀬に場所を教えられ、急いでタクシーを捕まえて指定された場所へ急ぐ。
距離としては、それほど遠くないようだったが、ものすごく遠いように感じた。
キュッとタイヤを滑らせる音をたてて、タクシーが大きな豪邸の前で止まる。
話では『大きな家だ』と聞いていて知っていたが、いざ改めて見るとその言葉通り、大きくて立派な家だった。
「……でかいな…」
今から俺は涼真を助けにいく。
……裏返せば、俺が小瀬に犯されにいくということ。
全く怖くないと言えば嘘になるが、それで涼真を助けられると思えば、全然耐えられると思った。
玄関に立ち、インターフォンを押す。
だが、向こうから返事はうんともすんともない。
思いきって重そうなドアを押すと、重厚音をたてて開いた。
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