アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
子供扱い
-
僕が急に笑いだした霜山さんにびっくりしていると霜山さんは思い出したように僕に話しかけた。
「このことは秘密だぞ?」
「うん。」
「よしよし、愛生はいい子だな!」
霜山さんは嬉しそうに僕の頭を撫でてくる。
なんか、とっても子供扱いされてる…。
「…むう。そんなに子供扱いしないでください。」
僕は頬をふくらませる。
「何言ってんだ。まだガキだろ?」
「僕、もう17歳ですよ。」
「え?」
霜山さんが目を見開く。
確かに僕は幼く見えるけどそこまで幼くない。
あと1年で結婚だって出来る年になるのだ。
「ごめん、愛生。俺中学生かと思ってた。」
「中学は1年と半年前に卒業してます。」
僕はますますふてくされる。
そんなに幼く見られてたのか…
「まあ、気にするな!そっか17歳か。愛生ももうすぐ大人なんだな!」
なんて、嬉しそうに僕の頭をまた撫でてくる。
「…だから子供扱いしないでって。」
「わりぃ、わりぃ。ん、もうこんな時間か。ご飯食べないとな。俺準備するから愛生ここで待っててくれ。な?」
そう言って俺の頭をぽんぽんっと叩いて部屋の中にあるキッチンに向かった。
「…だから子供扱いしないでって言ったのに。」
僕は小さくそう呟いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 76