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アルバイトにしおりをはさみました!
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アルバイト
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隼斗は、お洒落なバーで働いている。
お金に困っている訳ではないが、ただ、セックスをする相手を見付ける為だけに。
「今日、バイトだから」
日曜日の朝。
隼斗は、自分が作った朝ごはんを悠斗へ差し出し、今夜の予定を伝えた。
「………………………そう…………」
目玉焼きとサラダが乗った皿に箸を伸ばし、悠斗は素っ気なく返事をする。
毎回、こんなもの。
ただ、内心はホッとしている。
今夜は、隼斗がいない…………………………一人でいられる時間が、果てしなく自由に思えた。
「悠斗……………………涼と、デートでもするの?」
そんな悠斗を見つめ、隼斗は何気に話を振る。
「え?いや、別に考えてない」
と言うか、あれから会えていない。
lineは、山のように届くけど。
元々、サッカー強豪校に入っている、涼。
ただでさえ、毎日練習漬けで、多忙を極める。
正直、恋愛禁止じゃなかろうか?
最近そう思ってる。
「………………ふーん。じゃあ、一人か……………戸締まり、ちゃんとしてな?お前に何かあったら、困る」
隼斗は悠斗の脇に立ち、顔を覗き込んだ。
勝手な時ばかり、兄貴面。
隼斗の作った朝ごはんも、食べる気にならないが、食べなきゃうるさいから、食べる(まあ、器用な隼斗の料理は、美味いけど)。
一日の日程も、いちいち口にもしたくないが、答えなきゃ怒るから、口にする。
悠斗の毎日は、とにかく面倒くさい。
「悠斗……………………」
「…………………え?まだ、何か……………っ!………」
テーブルに手をつき、自分を呼ぶ隼斗の方へ、目を向けようとした瞬間、悠斗の唇は塞がれる。
「んんっ…………………隼……………斗っ!」
朝から……………………!?
そして、隼斗は膝まづき、悠斗の下半身へ手を伸ばす。
「ちょっ…………………何やっ…………て………あぁっ」
ジュル………………………
下半身へ感じる生温かい感触。
慣れた手つきで、隼斗は悠斗のパンツのファスナーを開けると、そのまさぐったモノを、一気に口の中へ含んでいった。
「………………悠斗のミルク、欲しくなっちゃった」
「は…………………あ、あっ……っもう…………朝っぱらから………………っざけんな……………はぁあ!」
舌を悠斗のモノに絡ませ、上下に動く隼斗の口が、反抗心とは裏腹に身体を熱くする。
ジュパジュパといやらしい音が、瞬く間にキッチンを占領し、爽やかな朝が淫らな時間へと変わっていく。
「今……………………涼の事が、頭をよぎっただろう?………………………俺………………妬けちゃった………………」
「………………隼…………………っ」
それだけで?
「話……………振ってきたのは、お前………だ、ろっ」
「んー、でも…………………嫌だ…………」
この、自己中野郎!
それでも、隼斗は悠斗の腰を掴み、逃がさまいと椅子に押し付けながら、愛しそうに悠斗の下半身を愛撫する。
「はぁっ………………ああ!…………んっ」
悠斗が息を荒くし、視線を落とすと、隼斗の唇が濡れてやたらと赤く見えた。
とてつもなく、エロい、赤。
「……………………悠斗………………セックスしよ」
また、終わらない一日が始まる。
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