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「碧、もしかたら二日酔いかなって思って和食にしてみました」
「……あお?」
いきなり名前で呼ばれたことに驚く。
え、え、高宮さんが俺のこと名前で……。
聞き間違いじゃないよね?
「昨日、碧がこの呼び方OKしてくれたんだけどなー」
「え、そうなんですか?」
「やっぱり覚えてないんだね……」
寂しそうに言った高宮さん。
「碧も職場以外なら俺のこと、千秋さんって呼んでくれるって言ったんだけどな…」
「それって……」
綺麗な眉と目尻が下がりますます寂しそうな顔の高宮さんを見て、本当ですか?と聞くのはやめた。
この顔を見る限り本当だろう。
酔っていたとはいえ、意外と大胆なことをしてしまった俺。
千秋さん。なんて呼べるわけないよ…。
「碧には千秋さんって呼んで欲しいなー」
戸惑っている俺を真っ直ぐ見ている高宮さん。
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