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つばきが慌てたように持っていた食器を流し台の下へと置く。
「……つばきごめん…」
食器洗ってるときには危なかったよね……。
ぼくはすぐ謝ってつばきから離れる。
「ちょっとびっくりしたけどミケがこうやって抱きついてくれるの嬉しいよ」
つばきがぼくをまっすぐ見つめ微笑む。
それが恥ずかしくて視線を逸らす。
こんな風にぼくが嬉しい言葉を、さらっと言えちゃうつばきが昔から本当に大好きだ。
つばきは濡れていた手をタオルで拭き、ぼくをぎゅっと優しく抱きしめる。
つばきの温かい体温、匂いがぼくの身体を優しく包みこむ。
「………大好き……」
「俺もだ」
つばきの腕が少し強くなり、つばきの体温匂い全てを身体中に感じる。
「────あの……お取り込み中すみません…母さんがお風呂どうぞって……」
芦屋くんの遠慮がちな声が扉の方から聞こえ、抱きしめあっていたぼくたちは慌てて離れる。
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