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⑦ 正宗にしおりをはさみました!
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⑦ 正宗
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「まさ〜!」
俺が自分の部屋のベッドで眠ろうとしていると、兄貴が勝手に入って来る。
「どうしたんだ?」
「久しぶりにまさと一緒に寝ようと思ってな。」
「はぁ!?」
俺は思わず起き上がる。
顔が熱い。
「なんだよ、そんなに驚いて。小さい頃はよく一緒に寝てただろ?」
「今はもう子どもじゃない!」
「まぁまぁ、たまにはいいだろ?」
兄貴は勝手に俺のベッドに入り込んできた。
シングルベッドに男が2人。
俺達はピッタリ体をくっつけている。
心臓がドキドキとうるさい。
兄貴に聞こえていたらどうしよう。
俺は兄貴に背中を向ける。
不安でギュッと目を瞑る。
「狭いな〜。」
「そう思うなら出ていってくれないか。」
「嫌だ。」
兄貴は1度決めたら譲らない。
「まさ、こっち向けよ。」
兄貴は俺の腰に腕を回し、耳元で囁く。
俺の体はゾクゾクと震え、俺の意思とは関係なく大切な部分が立ち上がる。
「にいさんっ……ふぅっ…」
声はうわずり、吐息が漏れる。
やばい。
兄貴にバレてしまう。
上気した顔を枕に埋める。
「ん?まさ、具合でも悪くなったのか?」
俺の変化に気付き心配してくれる兄貴に罪悪感が募っていく。
「ごめんっ…にいさん……ちょっとトイレ」
「えっ、あ、おい待て!」
そう言って立ち上がった俺の手を兄貴が引っ張り…
「正宗、コレ…。」
バレてしまった。
今までずっと隠してきたもの。
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