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仲直りにしおりをはさみました!
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仲直り
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テントを出た瞬間、俺は固まった。
「……キリ」
いつから居たのか、アルがテントの前で両膝を付いていた。顔は疲れ隈が出来ている。
「……ずっと、いたの?」
何とか絞り出した声は震えていた。
「ごめん、キリ。キリが嫌がるって分かってたのに……」
「……うん。嫌だった」
「もう2度としない。だから許して欲しい」
一晩経ったおかげで、昨日みたいにモヤモヤした気持ちはない。でも、すんなり許すのも気に食わなかった。
「信じられない。だって弱い者を守る、傷付けられないという本能なんでしょ?」
「誓う。この体をキリ以外の人には触らせない」
目は本気だ。
「それは、無理でしょ」
現実問題、不可能に近い。そんな事を誓われても真実味が無いに等しい。
「絶対に触らせない」
「無理だよ。だって、俺……スノウと番になりたいもん。そうなると、俺の隣にはアルとスノウがいるんだよ? そこだけで俺以外が触らないなんて不可能だし。ティグさんやマレーさんだって、同じグループなんだから触れることはあるでしょ?」
そう俺だけというのは無理。別にスノウやティグさんたちがアルに触るのは別にいい。そこまで心は狭くないつもり。
でも、アルの真剣さは通じた。
「だから、俺が苦手な人とかアルに好意を持ってる人に触らせなけばいい」
「分かった! 約束する」
アルは即答で頷く。
「本当に辛かったんだからね。アルと兎の姿を見て」
「ごめん! 本当にごめんな?」
昨日の2人を思い出したら目が熱くなってきた。そんな俺の背をスノウが押す。1歩、足が前に出た。
そのままアルの前まで歩き、跪いてるアルの頭を抱く。
「キリ……」
「アル、好き。大好き!」
「俺も好きだ。愛してる」
アルは俺の腕を解くと立ち上がり、俺を横抱きにした。アルの首に腕を回して顔を近づけキスを求める。
「んっ……ふぅ……」
最初から噛み付くようなキスに脳が痺れた。アルと出会ってから数日だけど、丸1日キスをしなかったのは初めて。
「あふっ……ぁっ……」
苦しくて目からは涙が流れる。それでも、もっとと自分から舌を絡め続けた。アルの唇が離れた時には体に力が入らず、焦点も定まらない。
「皆さんには先に帰ってもらいました」
「ああ、悪い」
俺たちが互いの口を堪能してる間に、スノウが動いてくれていた。
「キリ、エロい顔してて可愛いね」
そうスノウに言われ顔が真っ赤になる。見てた? 目の前でキスし始めた俺が悪いのかもだけど、恥ずかしすぎる!
「お前、本当に手を出してないのか?」
「出してないですよ。キスすらしてません」
本当か?と俺にアルは確認してくる。俺は無言で頷いた。
「してみるか?」
アル!? 何を聞いてるの?
ごくりとスノウが生唾を飲む音が聞こえた気がした。
「いいのですか? ちゃんと番になってからと……」
「キスまでなら構わない」
2人の間で話が進んでいく。俺の意思は?
「キスしてイかせてやれ」
「え? キスだけでキリはイけるの?」
「ああ。既にパンパンになってる」
「あっ……」
アルは俺のローブの合わせを退かし、ズボンを押し上げテントを張っているソコを一撫でした。
「アル!?」
「番になるんだろ? 淫乱でヤラシイとこ見てもらえよ」
ズボンと下着を膝まで脱がし俺の下半身を青空の下に晒す。アルの言葉通り、ソコは今にもイきそうなほど勃っていて、透明な滴を垂らしていた。
「キリ、お強請りしてみろ」
2人の雄の熱の篭った瞳に体がゾクゾクし、俺の下半身を凝視してるスノウに腕を伸ばす。
「スノウ……、キスして? 俺の口の中をスノウの舌で犯してイかせて……」
「やばっ、腰にきた」
そんなお喋りはいいから、早く!
目で催促すれば、頬を一撫でされたあとキスをくれる。チュチュと軽くしてから口内を蹂躙された。
目を瞑ってるのにアルの視線も感じ、恥ずかしいと思う気持ちよりも興奮の方が大きい。
「ぁんっ……んふ……んんんんんっ……」
舌を絡め取られキツく吸われて、俺は呆気なく果てた。
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