アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
2-7にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
2-7
-
「……」
焦りから判断力を完全に失って、言葉の選び方を間違えてしまった。
晩里の眉間に一瞬深く皺が刻まれた。
カチッ、カチカチッ。
シュゴー。
今までとは桁違いの威力で空気を取り込もうとする掃除機から逃れるという選択肢は当然のように与えられない。
ボフッ。
ブォーンッ。ブォーンッ。
ボボボボボッ。
「晩里っ! 待って、待って!!」
晩里に何とか意思を翻して貰うべく腕を掴んで揺すった。
シュゴーッ。
「やだっ、ねっ、ちょっと待って」
「貴方がさっさとやれと言ったのでしょう」
ブォーンッ。
ブォーンッ。
双球を吸い付けないギリギリのところを中心に向かって進んできたノズルは、布地を吸い付けると下に向かって何度も引き摺る。
「やだっ、やだっ」
欲しかったのはこんな激しすぎる責め苦じゃあない。
ちょうどいい強度を求めていたのに。
「ひゃうっ」
萎えていたところがまたむくむくと復活して来ると、布地と一緒に連れていかれて快感が生まれる。
トランクスの上からでもギュウギュウと引っ張られる感覚は強烈に伝わる。
「晩里っ」
真っ直ぐ前を向いていられなくて天を仰いでいるので、晩里がどんな顔をしているかわからない。
パチパチキャンディーが吸い込まれるパラパラという音が聞こえなくなっても晩里は何度も何度も繰り返し吸い続ける。
何かに寄り掛かっていないと座って居られなくて、壁に背中を預けた。
ゴンッ。
頭がぶつかる鈍い音がしたけど痛みも感じないほど自らの全てが快楽に支配されている。
ビュオッ、ビュオッ。
ビュオーンッ。
気持ちいいっ!
快感以外もう何も受け入れられなくて、目を閉じて全てを一点に集中する。
あ……もう……だめ……。
目の奥がチカチカっとして、シーツをギュッと掴むと同時に絶頂を迎えた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
19 / 111