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18歳以上ですか?
34にしおりをはさみました!
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「そろそろ終わりにしましょうか。」
こんちゃんが、長かった練習に終わりを告げる。
俺たちは、はぁ〜疲れた〜などと言いながらそれぞれ床に座り込む。
「悠莉ちゃん、一緒に練習してみてどうだったかしら?」
こんちゃんが、壁にもたれて座っていた俺の隣に立って、じゃれあっている彼らのことを見ながら俺に問いかける。
「……っすごく、すごく楽しかったです。…俺、久しぶりに人と踊ったんですけど、やっぱりいいなぁって思いました。それに、こんちゃんの指導もすごくためになりましたし!」
…今日は、時間を忘れるくらい楽しかった。
本当に、楽しかったんだ。
そんな思いを込めて、こんちゃんに答える。
「そう。良かったわ。」
こんちゃんは、男の俺でも見惚れちゃうような綺麗な顔で微笑んだ。
「ゆうくーーん!ちょっとこっち来てー!!」
こんちゃんと話をしていると、俺は突然たっくんに呼ばれた。
「はーい!あ、すいません。」
「いいわよ。仲良くなってきなさい!」
「はい!ありがとうございます。」
こんちゃんの言葉に、俺はたっくんたちのところへタタッと駆け寄る。
「……社長ったら、あんなに面白い子を隠してたなんて知らなかったわ。」
俺がたっくんたちと話をしているとき、こんちゃんはこんなことを呟いていた。
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