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再会③にしおりをはさみました!
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再会③
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青木や坂本先生が、どうしてこの世界にいるのか不思議には思ったが、坂本先生が言うように、一度落ち着ける場所へ移動した方が良いと思った僕は青木や坂本先生の後についていく。
「ほら、ここだ。」
坂本先生が案内してくれたのは、周りの民家よりも比較的綺麗な家だった。周りの民家の畑よりも大きいし、それに雑草が全然生えていない。それどころか、僕が見たことのない野菜がたくさんある。
「優太!!大丈夫だった!?」
「・・・・・」
坂本先生に民家に案内され、中に入った途端に久し振りに聞く想太の心配そうな声が聞こえてきた。隣には何も言わずにじっと僕を見てきた誠の姿もあった。
僕はといえば、想太と誠の姿を確認した途端に安心しきってしまい、情けないが、その場にへたり込んでしまう。
「本当に優太が無事で良かった。ねえ、誠?」
「・・・・・・ああ。」
想太が僕を抱き締めながら、誠へと言う。
僕は、ぶっきらぼうに呟く誠を見て、先程の心細さも全部吹っ飛んでしまうほどの嬉しさと安堵感を抱いた。
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