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片思いバレンタイン3にしおりをはさみました!
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BL Land「2014 Valentine」Tour{増刊特集}
片思いバレンタイン3
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「……なんか、あったん?」
「……へ?」
え、気づかれた?めちゃくちゃ騙せてると思ってたのに…
「なんかこの頃元気ないなって思ってんやけど」
泣きそう
「あはは!そんな事ないよー?あ、チャイムなった!ジュース買ってくるね!」
「克巳ッ…!」
俺の名を呼んだ声が頭の中で響いてきて頬には一粒の雫が滴りおちる。
しばらくして気持ちを落ち着かせるため屋上に上がりぐったりと寝転ぶ。
「あー…何でいつまでも逃げてんだろ…俺は」
だってもうくっついちゃってるし…もう昔からだし、俺…勝ち目ないじゃん?
「………」
勝ち目ないのわかってるけど…何もしないまま終わらせたら後悔する…
「よし、言おう…ダメもとでも!」
「何を言うんや?」
「ゆ、ゆうちゃん!!」
一番聞かれたくない人に聞かれたー!!
「あー…えっと…」
頭を掻きながら返答に困っていると夕樹が俺のほうに指をさして
「もう…めちゃくちゃ探してんで?!教室帰ってけえへんから部屋行っても誰もおらんし!先生も見てないし!!もーほんま何してんねん!心配したやんか!」
俺は一瞬口を開けたまま停止してしまった。
「…聞いてるんか?」
いきなり夕樹の顔が目の前にあってほわぁっと情けない声をあげてしまった。
「なんちゅー声出してんねん…あ、克巳…」
夕樹は少し顔を赤らませて俺の名を呼ぶ
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