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痴漢①*にしおりをはさみました!
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痴漢①*
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悠斗の隣に男が座った。
後列の座席はまだ席に余裕があるにも関わらず、男はそこに座った。
悠斗は一瞬それが九条かと顔をあげて確認したが、それは見知らぬ大学生くらいの青年だった。
「…?」
悠斗は怪訝に思いながら顔を伏せた。
「ねぇ君、楽しそうなことシテるね?」
「…!」
悠斗は意表を突かれて青年の顔を見直した。
青年はニヤニヤと笑っていて、明らかに悠斗がしている行為を見抜いているようだった。
悠斗はとっさに九条の姿を探し、立ち上がろうとしたが男に肩を組まれてそれはかなわなかった。
「バレバレだよ?恥ずかしいねー」
青年はケラケラとからかう様に笑った。
悠斗は顔を真っ赤にして、その場を動けなかった。
「いくらでシテくれんの、そーゆーコト?」
「~~~っ///」
耳元で囁かれ、嫌悪感から全身に鳥肌が立った。
悠斗は思い切り首を横に振り、そんなのじゃないと否定した。
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