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1-6にしおりをはさみました!
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1-6
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ピーピーピーピー
・・・何の音だ?
眩しい。
目をずっと使っていなかった感覚がして細める。
「樹?!大丈夫っ?!」
誰だ・・・?
蓮か。
「いきなり電話来たかと思えば引かれたって・・・!ビックリさせないでよ!」
「あ、あぁ。悪かった。」
蓮によると、どうやら俺は丸二日眠りっぱなしだったらしい。
たかが引かれただけなのに丸二日・・・?と最初は思ったものの、事故当時、俺はすごい高熱だったらしい。
「本当にびっくりしたんだから!もうやめてよねー。こんなこと。」
「本当に悪いな。今度奢るよ。」
「あ、お金で解決しようとしてるでしょー。騙されないよー。」
久しぶりな蓮との会話を交わし、楽しいと実感する。
「ね、樹ー?事故の現場の事が聞きたいっていう警察の人がいるんだけど、入れてもいい?」
「あぁ、構わない。」
ドアを開いて入ってきたのは30代前半くらいの若々しい刑事だった。
「高島 樹さん?僕は○○警察署刑事課の麻耶と申します。今回の事件なんですが、運転手の男性は自首していますが、今後について話したことがあります。」
この後、今後の対応などについて話し合って、刑事が帰っていったのがそれから1時間後だった。
「樹疲れた?」
「いや、そうでもないよ。」
「じゃあさ、外に散歩に行こうよー。ここ、緑が沢山って感じで綺麗だよ。」
蓮に言われ、久しぶりに腰を上げた。
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