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約束にしおりをはさみました!
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約束
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「かな〜?学校行くよ〜?」
輝の声だ…眠たいもう少し寝てたい…
勝手に上がるよ〜?という声が聞こえたが
寝ぼけてる彼方にはどうでもよかった
「かな、起きろって」
「んー…眠いもう少し」
困ったな…全く起きる気配がない
彼方は朝だけは弱いから
毎朝起こしに来るのは輝の仕事だ
「おーーい?」
何度かしつこく問いかけると
嫌々起きる姿がすごく可愛い
ほんとなんだろう
母性本能とう言うか…なんと言うか…
「おはよ?」
「はよ…」
無愛想なんだから、もう
「ほら、早く行くよ遅刻する。学校はしっかり行く約束だろう?お母さんもそう願ってる」
輝がそう言うと彼方は俯きながら
そうだな、と言い足早に支度を始める
授業を真面目に受けなくても、単位がギリギリでも
学校に通い続けてるのは
今は亡き、母親のための事を俺は知ってる
無駄に幼馴染やってないからな。
だから、怠けそうな時は俺が引っ張っていく
そう彼方のお母さんと約束したんだ。
「何してんの?早く行くぞ」
「あ、ぁあうん。行こっか」
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