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じい様-1 (Side 奏)にしおりをはさみました!
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じい様-1 (Side 奏)
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暫くして雅さんが俺を呼んだ。
澪の頭を撫で、二人で皆のいるリビングに戻る。
雫さんと蓮、双子が居なくなっていて、残るは俺の家族と蒼さんだけになっていた。
「奏、蒼から聞いた話は本当だったのかい?」
「湊は僕を疑うんだ?」
「そうは言ってないだろう?ただ、まだ信じられないだけだ。理事長代理として置いたはずの部下が全く違う人物になっていたなんて事を一ヶ月も気が付かなかったんだから」
「そういうことね………仕組んだ人に心当たりは?」
「まぁ……あの人だろうな……何でまた……」
「じい様の行動はいつも自分の事しか考えていないものばかりじゃないか、今更だ。ただ、学園の予算を大幅に使われたんだ、いくら俺でもあれだけでやっていくにはキツイぞ」
空いていたソファに座り、雅さんが入れてくれたミルクティーを飲む。
やはり澪が入れてくれるものがいいな。
少し甘めで、俺好みなんだ。
「それについてはちゃんと補充しておくさ。元の代理が新しく就くまでは僕が戻るよ」
「そのままでいてくれたら楽なんだがな?」
「ふふふ、僕は今忙しいからねぇ」
「どの口が………あぁ、澪を襲った例のタクシー会社は潰すから」
俺が行動を起こすとたまに父さんに影響が行くことがある。
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