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飴と鞭にしおりをはさみました!
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飴と鞭
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side ちとせ
結局小鍋に入っていた分も食べ、お腹いっぱいになり新藤に対しての憤りは忘れてしまっていた
「水、飲んどけよ」
そう言って水の入ったコップを渡され、新藤は鍋やお椀を持って部屋を出ていった
渡された水をコクコクと飲んで改めて自分の状況を確認する
「裸…パンツも履いてない…首輪されてて鎖で繋がれて…あいつ、趣味悪すぎだろ…」
自分の格好を確かめていて気づいた
「そういえばベタベタしてないし、いつもと違うボディーソープの匂い…」
つまり、風呂に入れてくれたのだろう
全身見られたのかと羞恥心がこみ上げたが
「今更か」
と思い直す
抱かれた時点で裸など今更だ
新藤が戻って来ないからすることもなく横になってぼーっとする
首輪も鎖もどうしようもないので諦めた
鎖は2mほどでこの大きなベッドからは出られない
「暇だ…」
昨日のことを考える
ひどいことをされた。でも今日は優しかった…なんて、甘い考えが頭をよぎる
「…寝よ」
そう思い目を瞑る
……が、数分して身体がおかしい
ただ眠ろうとしているだけなのに身体が熱く火照る
「ハァ…ハァ…っ」
息があがり、頭の中が昨日のことで埋め尽くされる
「ハァ…なん、だ…?」
違和感を覚えて下半身に手を伸ばすと、中心が芯を持ち始めている
「…へん、だ…っ…」
突然こんなふうになるのはおかしい。でも何故なのかが考えられない
__ガチャ
「きいてきたか?」
扉が開き新藤が入ってくる
唇の端を吊り上げ、劣情を孕んだ瞳
ぞわりと鳥肌がたった
本能的に、あぁ、喰われる…そう思った
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