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18歳以上ですか?
.にしおりをはさみました!
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せっかちと呼ばれたのはザハーラ王国第5王子のサラサ・ミツ・ジャヤンダでそう呼んだのはタイアント王国第5王子のミュートル・アール・ダンサントだ。それぞれサラとミューって呼んでいる。
「お前らの兄貴達は?もう行ったのか?」
「はい!なんかやる事があるからと言って急いで行きましたよ」
「ん?やる事?」
「なんでもお客様が来るから〜って兄様が言ってました!」
「・・・・・・!!やべぇ忘れてた!今日の入学式はあの人らが来るんだった!行くぞハル!」
「あぁ・・・忙しないですね・・・」
ナミ兄さんの質問にミューと合わせて癒しツインの呼ばれているシャンデラ王国リュライ・ハーネロ・デンラスト(リュウと呼んでる)が答えた。するとなにか思い出したのであろう兄ふたりはヤバいと言いながらも俺たち末っ子王子達を一人一人抱きしめ最後に俺の右頬をナミ兄さん左頬をハル兄さんにキスをしてまた後でと言って走って行った。
・・・周りにいる新入生の目が全てこちらに向いているのが居た堪れない。
「あの人たちって誰のことだろうね」
「んー・・・考える時間がもったいない気がする」
「ライと同じ意見」
「ま、そんか事より早く総合館行こーぜ?早くクラス分け知りてぇ」
そうサラが言うと皆頷き歩みを進めた。行く途中で貴族出身の人達から挨拶が何度かあったがそんなに時間を食わずにたどり着いた。総合館の前に立っていると、一人の男の人に止められた。
「お初にお目にかかります、私統一監督生の一人二学年リィーフ・シャンデァリと申します。王子様方にご挨拶を」
「いや、大丈夫です。二学年という事は私たちよりも上なのでそんな畏まらないでください、私たちは後輩という立場なので・・・ねぇ、みんな?」
「「「「「リュウの言う通り」」」」」
「それはこちらも進めやすいので有難いです。では、ここからは普通に話させてもらうね」
先程とは違い硬い雰囲気から柔らかいものに変わったリィーフ先輩。まるで包み込んでくれそうなほど落ち着く優しい笑顔で俺たちに説明をし始めた。
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