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反撃へ...
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<次の日の朝>
しくは、皇よりも早く目が覚めてしまい髪をといて制服に着替えた。
し「息吹...居る?」
その時、何もないところから息吹がいきなり現れた。
い「居るよ...」
し「頼んでおいた物...出来てるよね?」
い「うん...ほらここに...」
息吹が取り出したのは、しくが結婚相手に贈るためにとっておいたあのブラック・バカラがあった。
し「ちゃんと加工できた?」
こ「ヒィッ...ヒィッ..勿論だよ...永遠に枯れなくしたよ」
し「ねぇ...風紀の持ってるあの薔薇...君がやったの?」
こ「いやぁ?...死神にしか出来ない加工だけど...小生じゃないよ」
し「じゃあ他の死神?」
い「多分...そうだね」
し「息吹の方が強いよね?」
い「うん...小生は、上位の死神...誰にも負けないよ」
し「そっか」
こ「ぅ...ん...あれ?...しく?」
し「あ...起きましたか?」
息吹は、皇が起きる数秒前に姿を消した。
こ「今...誰かと話してたよな?」
し「ちょっと息吹とね?」
こ「あぁ...あいつなんで姿を消すんだ?」
し「姿を消した方が色々としやすいから...でしょうね」
こ「あいつの場合死神なんだから関係ないだろ」
い「そうですよ...会長」
こ「うわぁ!背後にくるなよ!」
急に皇の背後に息吹が現れた。
し「ふふ...会長には、見えてないんですね」
こ「えっ?」
し「実は...私には、息吹が瞬間的に現れる以外は、姿を消していても見えるんですよ」
こ「なんでだ?」
い「契約だよ」
こ「契約?」
し「はい、私と息吹は、昔パートナーとして仕事をしていた頃に血の契約をしたんです」
こ「...血の契約...」
し「はい、息吹は、私に一生遣えるという内容でね」
い「それでしくは、小生が見えるようになったんだ」
こ「そうなんだ」
し「この契約は、私が死ぬまで消えません」
こ「なんか...お前らこそ恋人みたいだな」
し「えっ...仕事のパートナーとしてなら嬉しいが恋人は、嫌ですよ」
い「ヒィッ...ヒィッ...ヒィッ...傷付くねぇ」
こ「そうだな...こいつが恋人とか嫌だな...」
し「そうですよ...そもそも神ですし...なに考えてるか分かんないし」
い「小生は、しくさんの事...好きですが」
こ「...だって...しく」
し「私が好きなのは、皇です」
い「良いじゃないか...小生の事は...そうだな..貴方の好きな薔薇とでも思って愛でてください」
し「は?薔薇?」
こ「もしかして...薔薇になれるのか?」
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