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夏休みな俺たち〜修二〜
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お菓子巡りが始まると、甘いもの好きなむつとマキがはしゃぎだした。
マキは目につく店目につく店で買おうとするから、僕ちゃんと華南で止める。持ち帰れるものもあるが、その場でたべなきゃいけないものもあるから、買いすぎないように見張った。
僕らはタピオカの入ったジュースを買い。
飲み始めたばかりでかき氷屋を見つけると、マキとむつが、ジュースを僕と華南にもたせて買いに行った。
マキは青色のハワイアンブルー
むつは緑のメロン。
むつ「修二、修二、ほら見ろよ」
マキ「ねぇねぇ華南♪」
二人とも、僕たちに見せた後、舌が青と緑に染まってるのを自分たちでベーっと舌を見せ合ってゲラゲラ笑ってる。
かき氷をた食べながら、どっちが早く食べ終わるか、とか競争しだしたりして、むつは途中冷たいものを慌てたべるもんだからぶるっと震えた。
修二「寒くなっちゃったの?」
むつ「ちげぇーよ、トイレ」
マキ「僕も!」
マキがニコニコ挙手して、むつと公園のトイレへ向かった。
華南「…なんか長くねぇーか?」
修二「…ま、まさか…」
ト、トイレでイタズラしてる!?
僕ちゃんと華南が心配になってきた頃、トイレの方でむつの怒鳴り声がした。
むつ「ずりー!!」
マキ「あはははは、ごめんごめん」
少し長めのトイレから二人が帰ってくる、イタズラされたのかと心配したが、むつはマキに対してプリプリ怒って、マキが涙目になりながらゲラゲラ笑っていた、
僕ちゃんたちが何があったか聞いても、むつは「なんでもねぇー!聞いたら殺す!」と、顔を真っ赤にして怒鳴った。
僕ちゃんは、この2人の態度で、さっき頭によぎったものが確信に変わった…。
むつは…
おそらく…
浴衣の下に…
〝何も〟履いてない…!!!
おそらく、浴衣を着た時マキに〝下着を着けないだよ〟とでも言われたのだろう。
そして今のトイレでマキが下着を着けているのを見て吠えたんじゃないかと思う。
むつの歩き方が心なしかおかしくなってきている。
僕ちゃんも、気づいてしまったから、気になって目が行ってしまう。
バチッと、むつと目が合った。
むつはすぐに視線をそらして、耳を真っ赤にしてしまっている。
なんだかこっちまで恥ずかしくなってきた。
只今ソースせんべいのお店。
味がいっぱいあるから、4人全員買った。
ソースせんべいはルーレット。むつは気合入りまくりでルーレットを回す。当たった枚数の多い人が勝利らしい…。結果。
マキは30枚をチョコ味で。
僕ちゃんが25枚で梅味
華南が20枚でソース味
むつが15枚でチョコ味
むつ「…」
華南「まあまあ、ソース味もやるからさ」
華南がむつの肩を叩いて歩きだすが…、僕ちゃんは、そんなむつの背中を眺めながらどうもお尻の辺りが気になって気になって…目が離せない…。
嘘だろ…僕ちゃんの勘違いだよね?!
心なしか…むつが僕ちゃんから離れて歩いてる…。
僕ちゃんの隣には、現状を仕組んだであろうマキが、ニタニタしながらチョコを付けたソースせんべいを美味しそうに頬張りながら歩いてる。
マキのやつ、僕ちゃんが気付いた事に気付いて観察して楽しんでやがる…
むつもむつでどうしてマキの言うことなんか聞いちゃうのかなぁ…?
もう、耳赤くなったまんまだし。
伏せ目がちなむつとかダメでしょ!らしくなさすぎて可愛すぎだから!
そんな顔してたら華南に気づかれちゃう!そうなったらますますマキの思う壺じゃん!
せっかく和やかに楽しんでたお祭りが、いつの間にかスリリングな物に変わっている。これも全部マキの仕組んだ罠。
といっても、早々浴衣の中身がどうなってるかなんてバレる事はない。
マキが底なしの胃袋で次々お菓子をもうらする中、僕ちゃん達三人はお腹いっぱいで、最後の食べおさめに、あんず飴で買ったすももの水飴を僕ちゃんとむつ。華南はあんずの入ったものを食べていた。
結局むつはマキに惨敗。
マキは両手いっぱいにお菓子を買って、りんご飴をかじってる。
本当、子供みたい。
終わってみたら、食べて歩き祭りになっていた。
マキ「超楽しかったぁぁぁ♪」
むつ「お前、よく食うなぁ」
マキ「デザートは別腹♪」
ふふん、と、満足そうに笑ったマキ。
僕たちは華南の家で着替えるために、会場から噴水広場の方に抜け、そこから普通なら商店街を通って帰るのだが、人の流れがあったりで混むので、別の人通りのない道を進んでいた。
マキ「むつの唇すもものせいで赤っぽくなってて口紅してるみたい♪」
マキが左手でむつの顎をとって至近距離で目を凝らす。
日の沈んだ夜道、月明かりと、転々とある電灯に照らされているが、さほど明るくはない。
むつ「ちけーよ」
マキ「今、キスしたら甘酸っぱいのかな?」
むつ「は?」
マキが意味深に微笑むのを、華南がマキのおでこをこずいてどけて、そのままマキの目の前でむつの唇をペロッと舐めた。
華南「うん、甘酸っぱい」
むつ「!!」
一瞬の事に、気付くのが遅れて、むつがだいぶ遅れて顔を赤くした。
むつ「ば、バカじゃん!すももなんだから酸っぱいだろうが!!」
華南「あはは、ついつい」
ペロッと舌を出して謝る華南は、祭りの帰りだからだろう、〝帰ったらエロいことしたい〟ってピンクのオーラがだだ漏れはじめてる。
これは、非常に危険な状態になりつつある。
しかし、マキは楽しそうにむつに絡む。
マキ「大丈夫だよ、ここら辺はあんまり人通らないし♪」
むつ「そんなことは心配してねぇよ!」
マキ「ああ、気になるのは別のこと?」
むつ「マキてめー、それ以上言ったら、お前からもらったオモチャ突っ込んで泣かしてやる」
苛立ったむつが睨んでも、マキにはそんなも効かない、ますます楽しそうに、ふざけたぶりっ子声で言った。
マキ「やん♪優しくしてね♪」
むつ「てめッ」
キャッキャ騒ぐマキを追いかけるむつ。
足元がいつもと違って雪駄だということをすっかり忘れて走るから、何もないところでつまづいてバランスを崩した。
あっと、思った時、すぐさま華南がむつを後ろから抱きかかえる。
華南「ッぶないなぁ…」
むつ「…」
華南「むつ?」
抱えられたむつが真っ赤になって裾を掴んでいるもんだから、華南は「ああ…」と閃いたように、するっと浴衣の太ももをなぞってむつのをムギュッと掴んだ。
華南「俺に欲情しちゃった?」
むつ「ッ違っバカバカ!!」
華南「…れ?勃ってない……ってか……」
暴れるむつの股間をムギュッとつかみ直し、親指で浴衣の下にあるはずの線を探す、が…
見当たらない。
華南「…これは…」
むつ「ッ!」
華南「…ノーパン?」
あ〜あ…
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