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248にしおりをはさみました!
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248
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氏原side‥₂
いつもなら、グッと一気に挿入ってくる康明のそれは、先端を押し付けたり、少しだけ挿れたり、また出したりを繰り返している。
もどかしいし、じれったい。
早く欲しくて自ら腰を突き上げても、やんわりと止められてしまうだけだ。
「…や、なん……で?康明……はやくっ……ん、ほし………。」
「ダメだよ。久しぶりなんだからゆっくりな。」
…そんな事を気にしなくていいのに……。
確かに、今まで最後まではしないにしても指や口を使った行為は頻繁に行っていたのに対して、1週間以上この部位に触れるような行為すらなかった。
僕に負担がかかることを心配しているんだろうか。
「…な?だから、じっくり虐めてやるな。トぶんじゃねえぞ。」
……え?
これ、どっち?
優しい事を言ってくれた。声色も優しかった。
でも、向けられている笑顔は意地悪に片方の口角だけを上げたもの。
「んっ、うぁ………ひああ…、ん、ふ……っ。」
「浅いトコも好きなんだ、幸人。」
「あっ……やん、ん……ちがっ…。」
「違わねえんだよ。こんな入口締め付けて……自分の先走りで紐もびっしょり濡れてるのわかる?」
わざと爪を立てながら人差し指で裏筋を辿ってくるし、そんな所を引っ張ったって解けない事くらい僕でもわかるのに、リボンの羽をピンと引っ張り、間接的に僕のを擦る。
前にばかり気を取られていると、浅い所で挿入速度を速められ、後孔からちゅぷ、ちゅぷと聞きたくもない音が漏れて。
どこにも逃げる場所なんてない。
ただ与えられる快感を全身で感じとり、痛いほど腫れたモノが壊れるが先か、康明と共に果てるが先か、漠然とそんな事を考えながら自分のものとは到底思えない高くて厭らしい声を出し続ける。
その時、突然奥まで入り込んできた康明のモノが思いきり前立腺をかすめた。
「っあぁああ、ん、やっ…いきなり……っ激し……あっぁ、んあぁっ…!!」
奥までと言っても、康明のは大きいから、多分まだ半分くらいしか挿れていないんだろうけど。
それでも僕の弱いところを知り尽くしている彼はズルい。
「ココ攻められるの本当好きだよな。そんなに気持ち良い?」
「ん、あっ……イイ…っ。やっああぁ、ふあ……んっくぅ……」
何度も何度も面白がってそこばかりに当ててきて
抑える事も不可能な声と
急激に込み上げる、射精感。
「や、だっ……苦しい、よぉ!!康明っ康明ぇ…出したいよぉ……っ」
涙を流し、懇願した僕を
冷たい目で見下す康明が低い声で言い放つ。
「…あ?……これからだろ。
お仕置きの意味、わかんだろ?」
僕はとんでもない恋人を持ってしまったみたいだ。
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