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入浴にしおりをはさみました!
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入浴
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龍弥がここに来て2年も経つのに、一緒にいる時間はそんなに無かったと思う
寂しい想いをさせていたと思う
「ごめんな、寂しかったよな・・・」
薬で眠っている龍弥の頭を撫でる
座ったまま眠っていた
俺が起きると外は真っ暗になっていた
龍弥は未だに眠っているが、薬の効き目はとっくに切れている
そっと肩に手を当て、声をかける
「龍弥、起きろ
もう真っ暗になってるぞ」
ゆっくりの瞼を持ち上げ目を覚ます
「・・・・」
「今から飯持って来てもらうからな
夜の分の薬 飲まなきゃいけないからな
そのあと、一緒に風呂でも入るか?」
うんと首を縦に振った
飯 食って、薬を飲んでから龍弥を連れて大浴場に行った
外は真っ暗で時間もかなり遅いから誰も居なかった
「おいで、誰もいないから」
そう言うと素直に俺に近寄ってくる
「傷、痛くないか?」
「だ・・・じょ・・う・・ぶ」
「そっか、
いっぱい 蒸気吸っておきな
喉 楽になると思うから なっ」
うんと首を縦に振る
「龍弥、こっちに来てくれないか?」
俺の隣に来てくれた
俺は龍弥を後ろから抱きしめた
背中には青紫色の大きな痣が点々と残っている
「ほんとに痛くないのか?」
「いた・・・け・・・ど・・・だ・・・じょう・・・ぶ・・・」
「風呂上がったら湿布 貼ってやるからな」
それから龍弥の頭と体を洗ってやった
背中の痣に触れてしまうと痛みで眉間にしわを寄せていた
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