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95 (R18)にしおりをはさみました!
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95 (R18)
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以前よりたっぷりたっぷり時間をかけ、丁寧にほぐしたつもりだったけど、貫いた瞬間はやっぱ、キツいと思った。
うつ伏せにうずくまらせたミーハの腰を掴み、少しずつ少しずつ、肉を中に埋めていく。
「あ、ああっ、んんーっ」
甘い声を上げ、シーツにしがみつくミーハが可愛い。
白い尻を突き出した格好で、オレに貫かれんのを待ってる姿がなまめかしい。
日焼けしたオレの手に比べて、ミーハの裸の肌はどこまでも白くて瑞々しくて、とんでもねぇ宝物を犯してる気分。そんな征服感が更に劣情を煽って、すげーたまんねぇ気持ちになる。
可愛くて無邪気で真っ白で、エロいことなんか無縁そうだったこの少年を、こんなにいやらしく変えたのはオレだ。
記憶を失くして行き場のねぇコイツを、保護して引き取って、囲って、そんで自分に縛り付けた。
人見知りの癖に、1度気を許すと途端に人懐っこくなるコイツに、オレはいつ惹かれたんだろう。もう随分前のことみてーで、好きだって気持ちに塗り替えられて、正確なことが分かんねぇ。
好きだ。愛してる。もうコイツなしで過ごして行ける気がしねぇ。
「ミーハ……」
愛おしさで爆発しそうになりながら、熱い胎内を奥まで穿つ。
「は、あ、る君……っ」
息を詰めながら、ミーハがオレの名前を呼ぶ。
「あ、ああああっ、あるっ、くんっ」
感極まったような声。高い声はどこまでも甘くて、オレの鼓膜を響かせる。
根元まで挿入した時は、歓喜に震えた。
「はっ、ミーハ……っ」
不覚にもぽろっと涙がこぼれ、それを誤魔化すように、目の前の白い体を抱き締める。
久々に入ったミーハの胎内は、記憶より熱くて狭かった。
粘膜の肉ヒダがきゅうきゅうオレにしがみつき、全部もってかれそうな気分になる。
最奥を穿ったままゆるゆると突き上げ、中をほぐすように馴染ませると、ミーハが甘い吐息を漏らした。
「ああ、入ってる、よお」
甘えたような声で言われ、その可愛さに「ああ」としか言えねぇ。
「痛くねぇ?」
ゆるゆると動きながら問う。痛いって言われてもやめてやれる自信はねーけど、せめて気持ちを込めて大事にしてぇと思う。
ミーハは小さく頭を振り、息を詰めながら返事した。
「気持ち、いい……っ」
ベッドに伏せられてて、その可愛い顔は見えねぇ。
けど、声はとんでもなく甘ったるくて、少なくともウソついてるようには聞こえなかった。
「アル君、が、入ってる」
感激したように言われて、オレは一体どうすりゃいいんだろう?
「ああ、ミーハに入ってる」
感情を抑え、暴発しねーよう必死になりつつ、ミーハにオレを馴染ませる。
「お前ん中は、すげー熱くて狭くて気持ちいーよ、ミーハ。さっきからきゅうきゅう中が締まって、オレにまといついてんの分かるか?」
ゆっくり腰を揺らしながら、白い尻を撫で、細い腰や背中を撫でる。
ぐわーっと湧き上がる気持ちに反して、いつもより最高に穏やかなセックス。自分より何より今はミーハを気持ちよくさせたくて、愛おしくて、腕ん中に抱き締める。
オレのだと、思った。
「は、ん……」
時折漏れる、甘いうめきがたまんねぇ。
「ん、ん、分かん、ない」
律儀に答えながら、シーツにしがみつく細い指が微笑ましい。
「んん、もっと、強く、して」
恥ずかしそうにねだられて、「いーのか?」って確認する。
抜き差しを少しずつ大きくし、ずるりと先っぽまで引き抜いて埋め直すと、「ああっ」ってミーハが高く啼いた。
記憶にあるミーハのイイトコを狙い、角度を変えて強く穿つ。
「ふああっ、そこっ」
途端に大きくなる嬌声。
記憶通りで、可愛くて、達成感に満たされる。同時に征服欲が湧き上がり、何度も穿って啼かせたくなる。
「どうして欲しい?」とか、分かり切ってることを訊くつもりはなかった。
今は優しくしてーから、望まれてる通りにソコに刺激を与えてやる。
「あああああ、あああんっ」
顔を伏せたまま、いやいやと身悶えるミーハ。「そこ、そこっ」って啼かれると、男として何つーか嬉しい。
コイツを悶えさせてんのはオレだって、自覚すると同時に喜びに震える。理性が飛びそうになんのをこらえ、丁寧に恋人を抱き揺する。
「ああああーっ」
ミーハが高い声を上げ、びゅっとシーツに白濁を散らした。
直後、胎内の肉ヒダがぐにゅぐにゅうねり、オレの肉根を締め付ける。きゅうっと絞られる感触に、再びもってかれそうになって焦った。
「は、う……っ」
不覚にも叫びそうになり、ミーハの背中にしがみつく。
恋人の胎内に射精した瞬間は、目の前に星が飛び散るくらい最高だった。白くスパークした脳内。目を開けるとミーハが見えて、夢じゃねーんだって自覚する。
「ミーハ、ミーハ……っ」
愛おしさが溢れて、後から後から湧き上がって来て、どうすりゃいいんだと思った。
少し落ち着いた性器を抜き、ミーハの肩を掴んで仰向けに転がせる。
上から覆い被さり、唇を重ねると、ミーハの腕がオレの背中に回された。
「ん、んん……んう……」
甘いうめきを漏らしながら、オレのキスに応えるミーハ。
ぎゅっと背中に縋り付く、コイツの腕の強さが嬉しい。細い足がオレの足に絡み付き、片思いじゃねんだって実感する。
まだ愛し足りねぇ。
もう、マジ、こんなモンじゃ済まねぇ。
好き過ぎてたまんねぇ。
ぐるぐると渦巻く欲望に、おかしくなりそうでヤベェ。
「ミーハ、もっかいイイ?」
少し身を起こし、細い腰を撫でながら訊くと、素直にこくりとうなずかれる。
「オレ、も、もっと欲し、い」
真っ赤になりながら、そんなこと言うの反則だ。
前はどうだっけ? 前もそうだっけ? 過去よりも今が強烈過ぎて、もう何も考えられねぇ。
両脚を抱えるように押し開き、熟れた穴に滾った熱塊を押し当てる。
オレの出したモノで濡れた体腔は、オレの形に拓かれたままで、オレをずぶずぶと迎え入れた。
難なく最奥まで貫いて、衝動のままに抜き差しを始める。
「あ、はあ……っ」
甘いため息をつき、ミーハが背中をぐっと反らす。
気持ちよさそうに蕩けた顔。薄い唇がわずかに開いてて、無防備でとんでもなく色っぽい。
「思い出したか?」
ぐいぐいと揺すりながら訊くと、「んっ」とうなずかれる。
その時の衝動を、なんて表現すりゃいいんだろう? 悦び? 感動? とてもそんな言葉じゃ表しきれなくて、くそっと悪態をつくしかねぇ。
久々に味わったミーハの体は、どこまでも甘くて好きで愛おしくて、空っぽだったオレの心は、奥まで水っぽいモノに満たされた。
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