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「…、…〜っ!」
「ごめん真慕。動けない」
あぁ、俺この人のことが好き
改めてその感情が湧いてくる
俺にとって嫌な記憶しかないこの行為。
それでも、実際に葵と繋がって感じたのは嫌悪感ではなかった
葵が大切だなって思って、好きだなって思った
ごめん、動けない。眉を寄せて苦しそうに、でも照れくさそうに笑う葵は俺だけが知っている顔だと思ったし、誰にも見せたくないと思った
こんな気持ちは初めて。
「…ちょっと、待ってね。」
…葵、かわいい。
圧迫感が苦しくて、少しの刺激でも吐いてしまいそうだった
でもなんだか、体が辛いことよりも、俺の中の深いところが、安心してるっていうか、嬉しいって、思っている気がした
葵で全てが満たされるような感覚は、泣きそうになるほど幸せだった
「情けないとこ見せたくないのに、真慕の中って思ったらでちゃいそう」
何が情けないんだろう
そういう知識はなくてよく分からない
「少し動くね」
言葉通り、ズ、と奥に侵入してきた
そしてその後ゆっくりと抜かれ、また奥まで。
葵はずっと声をかけてくれて、手も握っていてくれた
浅い呼吸で何度かその動きを受け入れていたが、次第に足が震えてきて体が急激に冷えた
「…っう、ぇ…」
唐突に体がおかしくなるから自分でも分からない
幸い出しはしなかったが、体が吐く体制になってしまったのか喉が震える
「…は、っはぁ…ぅ」
呼吸に合わせて抜いてくれたのか、気づいた時にはもう後ろからの刺激はなくなっていた
それに加えて吐きそうになっていたことも気づかれていたのか抱き起こされ、背中を撫でられている
「…も、だいじょぶ」
弱く葵の体を押すと、「まだ。」と抱き締めたまま背中をさすられた
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