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300 洗濯物にしおりをはさみました!
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300 洗濯物
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昼食を食べ終え、テレビを見つめる可愛い横顔に癒されながら洗濯物を干す
あ、真慕のパンツ…
体が華奢な真慕は腰も細い
洗濯物には不意に真慕の腰のサイズを再認識させられ毎回、若干心拍数が上がる
ちら、持ち主を盗み見るとクッションを抱きしめていた
ちょっと寒い?
寝室からブランケットを取り、背中にかける
「寒かったら暖房つけるから言ってね」
こく、と頷いた姿を見て、洗濯物に戻ろうとした時
「─── …俺もそれ、手伝う。」
え
言われた言葉に驚く
別段大変な思いをしている訳ではなかったし何なら若干楽しんでいた域にいた気もする
大丈夫だよ、真慕はゆっくりしていて?
言おうとして、寸前でとめた
それは真慕の気持ちを断っていることになる
もし真慕が何かしていて、手伝うと言った時に「いい」と言われたら少し寂しい。
「じゃあ一緒にやろうか ありがとね、真慕。」
でも、珍しい
今まで所謂「家事」というものに興味を示さなかったから。
「…洗濯物、重いんだね」
「ふふ、濡れてると重いよね。真慕と同じくらい?」
「そんな訳ない」
「でも軽いからなぁ」
真慕と話すのが好きだ
少し前までは一方的に話しかけていることの方が断然多くて、声も数える程しか聞いたことがなかった
その口数の少なさから、話してくれたこと全てを覚えていられた程。
でも今は記憶の中から溢れている一言だってあるだろう
それが嬉しいような、勿体ないような。
洗濯物をあっという間に干し終え、ありがとう。とお礼を言えばはにかんだ笑顔を向けてくれる
可愛すぎて今度こそ本当に心臓が煩くなった
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