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が
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あの日からずっと桐時は毎日のように俺の見舞いに来るようになった。
ほんとどうしたんだろうと思う…
『なぁ、お前彼女とか居ないのか?もし居たらそっち優先しろよ?』
「いねぇよ。つか隼人しか見えないから、彼女とかキョーミない」
……………は?
え、今何て言った?
『……え?は、お、俺?』
「そう。あれ?分かり難かった?俺、隼人のこと好きだし」
『ま、まじか…』
やばい突然の告白…つか親友に告白される俺って…って思ったけどそんな考えは吹き飛んだ
だって、桐時の表情が真剣だったからだ。
あ、やばい視界が歪む…
『お、れも…きり、とすきっ…』
「ちょ、泣くなよー…嬉し泣きなのか?そう取るぞ?」
『うっ…グスッ…』
返事すると同時に溢れた涙。
この意味は色んな意味が込められてる…
それでも溢れる涙は止まらなくて桐時に拭ってもらう。
『っ…も、すぐ…で、俺っ…居なく、なるのにっ…な、でこの…タイミング、なんだ…よぉ…』
「だからだ。ずっと、一緒にいる」
『…っん…』
その言葉と同時に口付けをされる。とても優しくてとても切ない…
生きたい、桐時と一緒に生きたいのに…俺の人生はもうすぐでおわってしまう…
それからずっと、抱きしめてくれてたおかげで涙も止まりいきなり睡魔が襲ってくる
「今日は休め、俺も帰る。また明日来るから、な?」
『…ん』
こくんと頷く隼人に優しく微笑む桐時は隼人の頬を撫でてから額に口付けして病室を去る。
(また明日)
(おやすみ)
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