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「……俺が副社長の下の名前を呼んだら、部屋を別々にして頂けますか……?」
「え?」
響平さんが目を見開く。
「あっはははっっ!!蓮ちゃん最高ーっっ!!さすが!!」
楓さんが声を出して笑う。
「これはもう名前を呼んでほしいなら、部屋を別々にするしかないな、副社長!!」
楓さんがそう言うと、なぜか健太さんが眉を寄せて響平さんに耳打ちをした。
すると響平さんは大きく頷く。
「部屋は別々してもいいですけど、だったらこの手は一生離しませんから!」
響平さんの瞳が輝き出す。
「おい!!健太っ!!いらない悪知恵を教えるなっっ!!」
「えー!だって楓が人の恋路を邪魔して馬に蹴られて死んでほしくないもん!」
健太さんが笑顔で軽口を叩くと、楓さんが頭を抱えた。
「蓮ちゃん、ごめん。俺、こいつには口でも勝てないんだ…」
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