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1.(※暴力的表現あり)にしおりをはさみました!
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1.(※暴力的表現あり)
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「何すんだよっ」
「うるさいなぁーその大きい声どうにかならないの?」
「うるさくない!」
「だからうるさいんだって。ねぇ、潰してやって」
先程まで授業で使っていた教室
そこには転校生の陽佳院 藍(ようかいん あい)とそのクラスメイトの数人が囲む
陽佳院を囲む生徒たちは陽佳院を押さえつけ殴る蹴るの暴行をする。もちろん陽佳院は叫ぶそれがまたうるさいと制服を引き裂き口に詰める
どんなに叫んでも、泣いても助けは来ない。
ちょうど2限目開始5分前のチャイムが鳴る、陽佳院は助かったと思ったがそうではなかった
「そいつ、しばりつけといてようるさいし教室に居られるだけで虫唾が走る」
「俺らは許さねぇからな?」
「お前の居場所がここにあると思うなよ」
「教室戻ってこない方が身のためかもね」
クラスメイト達が出ていったあとも1人陽佳院は泣き叫ぶ。もう声は出ないのに
それからはクラスメイトのみならず、この学園のほとんどが陽佳院の事を忌み嫌い。前までは生徒会メンバー達が囲っていたから手を出せなかっただけでその囲いが無くなった今、いじめの対象としてなった
「どっかの誰かさん静かになって良かったぁ〜」
「ずっとうるさかったもんなぁ」
「良いのは顔だけだけど、人間性欠けてたらその良さも丸つぶれだよねぇ」
「わかるぅ」
クラスに行けば聞こえる声で悪口を言われ
机の上はゴミと落書きがされ椅子はなくなっている
もうかれこれこの状態が謹慎復帰してから3ヶ月は経つ
陽佳院もだんだんやつれていき、声も潰れたまま
艶のあった黒髪も艶もなくパサついている
陽佳院の心もだんだんと壊れていく
「(わかったよ……俺が悪い……もう)」
「(許さなくていいから……ほっといて……)」
陽佳院の顔は悪くなく生徒会メンバーに選ばれるであろう容姿。いつしか性的暴行も増え、寮に帰れば何人が部屋で待ち伏せ暴行が始まる
毎日毎日、入れ替わり立ち代りほとんど顔も覚えていないし陽佳院を陽佳院として犯す者もいれば別の人を思って犯す者もいる
「陽佳院……。」
「……」
「お昼に数学準備室に来い」
「……」
「絶対に来い。いいな。」
「(こくり)」
数学教師の豊森 柊生(とよもり しゅうせい)。元生徒会顧問で切れ長の瞳にすらっとした体型でイケメンのため人望も厚い豊森
元生徒会顧問のたまた生徒会から何かあるのかとビクビクする。言われた通り生徒会には関わっていないし関わる隙がない、陽佳院にとってもう生徒会は恐怖の対象
憎む気持ちも最初はあったがそんなのはもうとっくに無くあの日のような破天荒な陽佳院はもう居ない
「(何されるのかな……)」
考えたくはないが遂に教師からも?と不安がよぎる
何とかクラスメイト達から暴行受けつつお昼に数学準備室に向かう
少し離れたところにある数学準備室、ここでなにかされても助けは来ないしそもそも助けてくれる人もいない
「やっと来たか……」
「……」
「まず座って服を脱げ」
「っっ!!」
「(やっぱり……)」
「……はぁ。なんもしなくは無いが怪我の手当するから脱げ。」
「(傷?)」
「生徒会会計からお前の保護を頼まれてんだよ」
「っつ……(会計……)」
「あいつはお前はもう許されていいって思ってるよ。
別にあいつはここまでされるのを望んでねぇだからって表沙汰にお前のこと助けるとあいつの立場が悪くなる、んで俺様の登場」
「(何それ……同情かよ)」
「……てかお前。喋れねぇの?」
「……ベヅニっゲホッ……」
「あぁぁっ喋んな喋んなっ今紙とペン持ってくるから」
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