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告白(黄瀬sideにしおりをはさみました!
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告白(黄瀬side
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くらくらしてきた。
「え……お、オレは男……」
「男だろうが笠松が好きだ」
いっぺんに、告白すればよかった、という後悔が波の様に襲ってくる。
(オレ………センパイに迷惑かと……思って………)
気が付くと、森山先輩が笠松先輩を壁ドンしていた。
「あっ………やめ……!」
笠松先輩は身をよじっているが、森山先輩が押さえつけているため動けていない。
「カワイイよ………笠松」
「っ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
笠松先輩はイヤイヤをするように首を振りながら、口を開いた。
「他に好きな人がいるからっ…………!」
心臓がドクンと跳ねた。
女の子?
ドアに少し触れてしまい、音を立てたが、笠松先輩は気づく様子もない。
「………………黄瀬か」
森山先輩は、そう言ってこちらをちらりと見た。
「!!!!」
気づかれて……る…………。
笠松先輩は顔を真っ赤にして、ぱくぱくと口を動かしていたが、オレの心臓がせわしなく動く一秒後に……
こくり、とうなづいた。
「――――だってさ、黄瀬」
身体が勝手に動いて、ドアを弾くように開けた。
「センパイ……!」
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