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18歳以上ですか?
✩にしおりをはさみました!
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深刻そうな顔をしている和也に向き直り
俺は言葉を紡ぎ続ける。
「中途半端で悪いな…
まぁまとめちゃえばさ、昔、
目の前で親や友人を殺されて復讐まがいに
犯人を殺した時。何故だか快感を
得たんだよ、俺は。それでまぁ日本に
帰国して中学に入学して、乱闘起こして…
りん…いや、安達ってやつのチームに
入ったんだ。
それから俺はそのチームでいっぱい
喧嘩して、化け物みたいにいっぱい血を求めて…
だから俺は狂ったやつってことで、
通り名が狂姫になったんだ」
---------------- 和也side ----------------
正直、律の過去話を聞いて驚きを
隠せなかった。
外国暮らしとはいえ、
小学生で友人や親を目の前で殺される。
どれだけの痛みを、辛さを
受けたんだろうか?
俺は決して同情したわけではなかった。
でも何故か一つ、二つと静かに涙が流れ、
無意識のうちに律を抱きしめていた________
和也side✩end
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