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母親 1<清、猇視点>にしおりをはさみました!
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母親 1<清、猇視点>
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波留が風呂に入るため抜けると、波留の叔父の顔が変わった
「…波留くん、元気にやってるかな。」
缶ビールを片手で弄びながら、そう静かに呟いた
先程までの陽気さは何処にいったのかと疑うくらいに
「元気に毎日過ごしてますよ?…多分波留の中では」
すると、叔父は安心した様に息を吐いた
「それなら、いいんだ。…あの子、1人で抱え込む所があるだろう?だから、余計に心配なんだ。」
あー…と内心で共感する
「…波留くんは、少しだけ美鈴(みすず)さんに似て本心を話したがらない子だから。」
波留の叔母は新しい缶ビールを机に置きながら誰かの名前を口に出した
「美鈴さんは、波留くんのお母さんの事だよ。…」
叔父はリングプルを手前に引いて開けると、プシュッと良い音が鳴る
「波留のお母さん…」
波留が家族の事を話してくれた時に、少しだけ出てきたのを覚えている
「…あれからもう5年か…。月日が経つのって早いものだね。」
叔父は遠い目をして、ぼそりと呟いた
「……あ、そうだ貴幸さん。」
俺はビールを彼のグラスにつぎながら、気になっていた事を聞く
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