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14 翔sideにしおりをはさみました!
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14 翔side
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ついに来た。帝さんの実家。
「でっっけ…ぇ」
「父さんはまあ、そーゆー仕事」
帝さんが父さんって!
母さんって言うのかな、やっぱり。
「……………」
「帝さん?」
「押して」
「帝さんが押しましょうよ」
「嫌。お願い。怖いんだよ…」
俺の後ろに隠れる帝さん。
… 仕方ないなぁ。
ピンポーン
中からパタパタと音がして、綺麗な女の人が出てきた。
多分、帝さんのお母さん?だなって思った。
「あら… 誰かしら?」
「ちょっと、そろそろ隠れるのやめません?帝さん」
「え… 帝? 帝がいるの⁈」
驚いたように目を見開いた。
後ろから少し顔を出した帝さんに向かって走ってきて、ぎゅっと抱きしめた。
「帝… ほんと…背が高くなって。かっこよくなった。 帝… なんで10年も連絡くれないの!心配したでしょ!!」
目を真っ赤にして泣き叫ぶ帝さんのお母さん。
「ごめ… なさい」
「ほんとよ! もう… そういえば、あなたは?帝の…」
「恋人」
「… そんな気がしてた。 でもいいわ。帝が人を好きになってくれて。私はあなたに感情は教えてなかったから…」
愛されたい。
帝さんは驚いていて、かわいいなぁって思ってしまった。
「さ、入って。 えーと」
「あ 翔です」
「翔くんね」
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