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好きな人を触る=理性無くなるにしおりをはさみました!
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好きな人を触る=理性無くなる
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目の前の好きな人が、他人に傷をつけられたいたら、誰だって理性を失うと思う。
まさに今の俺だ。
「あっ…なにを…」
身をよじる雨宮の背中に腕を回し、逃げないように自分の身体を押し付けた。
「やめろっ…」
雨宮のピンク色の乳首は小さな噛み跡があって、里見は苛立ちながら口に含んだ。
「あっ…んっ…なんで…」
「だって…傷があるから。」
(綺麗だな…)
泣きそうな顔で見下ろしてくる雨宮の顔に里見は震えそうになった。
女とは違う筋肉質の堅い身体。
それでもそのくっきりと見える鎖骨は色っぽいし、華奢な腰は妖艶だし、何より白い肌にピンクの乳首はとても綺麗で滑らかだ。
「痛っ!」
雨宮のその言葉に里見はハッとする。
(そうだ、無理せちゃダメだ。)
傷つけた奴が憎いとはいえ、好きな人を自分が傷つけては意味がない。
(とりあえず今日はあのスーツ野郎からこの人を守れただけでも…)
再び、目の前に抱きかかえている雨宮を見つめる。
白い肌が赤く染まっている。
「もう離せよ。」
雨宮は里見の腕から抜けようとしたので、ついその腕を掴んだ。
「な、なんだよ。」
里見はゴクリと唾を飲んだ。
「他に傷はない?」
雨宮が後退りをしようとした。
「な、ないよ。」
「…。」
「なに?」
男同士でのセックスの仕方はよく分からないが、身体の後ろの部位でやるのは知っている。
「尻は?」
「はっ?」
雨宮がさっきより真っ赤な顔になった。
「男同士でやる時って、尻でするんでしょう?そこは?さっき無理矢理ヤられたっていってたから、そこも怪我してるんじゃない?」
里見はガッと雨宮のズボンを掴んだ。
「い、いやいやいやいや!大丈夫だよ!」
「でも傷が入っていたら大変だよ。」
「いいよ!痛くないし!傷ないよ!」
鍛えているとはいえ、自分よりタッパのない雨宮はすんなりと捕まえれた。
「ぎゃあ!」
正座状態の雨宮の足に自分の足を絡ませ、正面から腕を回した。
「は、離せよ!」
「動かないで。痔になってたりしたら、どうするの?」
里見がそういうとなにか思い出したかのように雨宮の動きが一瞬止まった。
里見はその瞬間に後ろから雨宮のズボンに手を入れた。
「おい!ちょっと!」
暴れる雨宮を必死で押さえながら、里見はその中へと指を入れた。
「痛っ!」
雨宮の動きが止まり、痛みに顔を歪めた。
「ほら、やっぱり。怪我してるじゃないですか。」
里見が責めると雨宮はもじもじとしながら、「無理矢理入れられたから…。」と呟いた。
好きな人のセックスの話を聞くのは辛いし、傷つく。
(今日は何度聞かされたことか…)
それでも里見はショックを受けると同時に、どこかで自分も雨宮さんと…という期待が生まれる自分がいる。
(期待…っていうか願望っていうか…)
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