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18歳以上ですか?
25にしおりをはさみました!
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25
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とりあえずは謝らなきゃ……!!
寝てしまったこと…?いや、それより先にこの状況に対してだ…!
夜人さんの上に股がるようにして座り込んでしまい、早く退かなきゃって思うのに足が言う事をきかなかった。
「あ、あのごめんなさっ!!……っ」
え???
夜人さんの顔が目の前にある。
僕、今……キ、スされてる……?
「ん……っん…。」
だめだ、心臓破裂しそう………。
驚きと、恥ずかしいのとがごっちゃになって…、もう訳が分らない。
なんでこうなったのか、意図が全然分からなくて、それがすごく苦しくて…涙が溢れてきた。
「! …っごめん。」
その涙で驚いたのか、夜人の顔が離れていく。
「……ぐすっ…っごめんなさ…いっ…。…僕、こまるんです……っこういうの…。本気で……あなたのことが好きだから…………。
…嫌われたくなくて……っ、いままで、いえなかった…けど…。。」
今まで押さえ込んでいた思いが溢れて、止まらなかった。
もう…だめだ、気持ちわるいよ、こんなやつ……嫌われる…………。
「嫌ったりしないよ…旭くん」
そう言うと僕を包み込んで、なだめようとしているのか、頭を撫でてくれる。
やっぱり伝わってないのかな………。
「違うんです…っ、ぼくは」
「俺ね、旭くんに好きって言われて、すごく嬉しかったんだ。初めは弟みたいに可愛い旭クンだからなのかなって思った。……でも違う。今、旭くんを見てて、こんな気持ちになるのは旭くんだからだ。って分かった。」
夜人さんの抱きしめる腕に力がこもった。
「…好きになってくれてありがとう。俺も好きだよ」
「…ほん、とう?僕、夜人さんのこと好きでいい……?」
「うん。」
その言葉で、やっと少し実感が湧いてきた。
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