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番外編 Ⅷにしおりをはさみました!
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番外編 Ⅷ
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羽崎先生も落ち着き、
皆でクラスの方に合流すると
亜留は班長にずっとお説教されていた。
いつもと同じ様な表情に戻っている
亜留にそっと肩を撫で下ろしながら
先程の表情が僕の心に凝りが出来る……
「涙斗、疲れたー」
ぼんやりと座って空を眺めていた
僕に班長からのお説教が終わった
亜留が後ろから抱き着いてきた。
「突然、居なくなる亜留が悪いんだよ」
「だって、呼ばれたら行くしかないじゃん」
そう言って不貞腐れる
亜留を笑いながら僕はまた視線を空に戻す。
「巴先生は実はね、
知り合いのお父さんだったんだ」
そう言って、巴先生との会話を話し出した。
どうやら巴先生の息子さんは
数年前から今も尚、行方不明らしい。
そしてその息子と関係している人物が
亜留の知り合いで先生から
その息子さんについて聞かれたという。
「でも、ソイツとは数回しか
会ったことがないから直接連絡できないし、
先生の力にはなれなかったんだよ」
だけど、ココだけの話。
そう言って、耳を傾けると
亜留は衝撃的な事実を伝えてきた。
「ね?先生には言えないでしょ?」
と人差し指を立てて口に当て「秘密」と笑う
亜留の笑顔に少し影が灯っていた。
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