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the same
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待て。真ちゃんって誰だ?
…夢ん中に出てきた奴だ。
え?どゆこと?つまり?これは?
「正夢……的な?」
もう一度真ちゃんを見る。
やっぱり真ちゃんだ。間違いない。
いやでも、もしかしたらそっくりさん?
「ね、ねえねえ。もしかして、緑間真太郎?」
だから、試しにフルネームで呼んでみた。これで答えたら、これは正夢だ。
「……何故俺の名前を知っているのだよ。」
正夢けってーい!!!!ww
え、てコトは何?あの夢の続きもこれから起こんの?
瞬も?俺の怪我も?
無意識に後ずさったその時、何かが音を立てて落ちた。
「……っ?」
それは。
少し、古びたような鍵。
木箱を探すのに必要な、鍵。
「正夢なんかじゃない……」
真ちゃんが不思議そうな顔をしてる。
そうか。
分かった。
俺だけが繰り返したんだ。
その後の自己紹介も武器のありかも、何もかも夢……いや、前回と同じだった。
そしてそれは、俺の考えを何よりも裏付ける証拠だった。
「とりあえず、自己紹介をしようと思う。まずは僕から。僕は赤司征十郎。洛山高校の一年だ。」
「俺は紫原敦ー。陽泉高校の一年だよー。」
「俺は氷室辰也。敦と同じ陽泉高校の一年だ。」
「青峰大輝。桐皇高校一年だ。」
「桃井さつきです。大ちゃんと同じ桐皇高校の一年だよ。」
「俺は黄瀬涼太っス。海常高校一年で、モデルやってるっス!」
「僕は黒子テツヤです。誠凛高校の一年です。」
「火神大我だ。黒子とおなじ誠凛高校一年。」
「俺は緑間真太郎だ。秀徳高校の一年なのだよ。」
俺以外の奴らに何も変化はない。
俺は、とりあえず同じ自己紹介をした。
「俺は高尾和成でっす。本当なら真ちゃんと同じ秀徳高校に入るはずだったんだけど、いろいろあって入学式から行けてませーん☆学年は一年でーす。」
俺はこの時、揺れに揺れていた。
もちろん、〝初めて〟会った奴らに分かるわけもなかったけど。
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