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君の話を聴こうか、[変化]にしおりをはさみました!
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君の話を聴こうか、[変化]
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この人、シマダが猫って分かったらどうするんだろ。謝るところとか想像出来ない。
「っう、」
またもや前回と同じく指でじっくり慣らされる、それはまあ無理矢理挿れられるよりは有難いけど…、今日は掴まれていない右手首が熱を持ってる気がした。
「っ、はぁ、」
ローションの濡れた音。抜けた指の代わりにアレが入ってくるのを感じる、2回目だからか今日はあんまり痛くない。またもやこんな行為をやってる事に自分でも呆れてる。何でこんな事を許してしまえるのか。
この気持ちって何だろう。
「楓、何考えてんの。島田の事とか?」
あの嘘くさい笑顔は嫌いだけど、基本的にこの顔って好きな顔立ちではある。
「…少し、」
「ふうん。」
僕の脚を開いて全部挿れておいて…気に入らないって顔。まだ動かさないでくれてるのは、彼なりの配慮かもな。でも、いつも余裕そうな奴が眉間にシワとか似合わない。らしくない。
「聞かないんだ?詳しく聴かせろって言ったくせに、」
「ああ…、でも腹立つ話だったら優しく出来ない。」
「何だそれ、ここまで強引にやっといて、」
「だから、これでもイライラを抑えてる。」
「まるで嫉妬してるみたいに聞こえる、あんたとは1回寝ただけだろ…これ入れると2回目だけど。まさか自分のモノだと思ってんの、」
まさかな。好きなんて、この前も言わなかった。
「今更何言ってんだ。好きだから嫉妬してるに決まってんだろ。」
「はっ、決まってんだろって…ちゃんとそういう事はヤる前に言え!」
馬鹿能戸!腹立って睨む。
「言っただろ…あれ、結局言ってないっけ?でも分かる様に話したろ。」
「…分かんなかったけど、」
「なら、分からせる。島田より俺を好きになれよ、」
近付く薔薇色の唇は軽く口に触れて離れる。予想外。もっとしつこいやつが来ると思ってた。
「っ…ん、」
中で動き始めると身体はその動きを憶えていて、あの日の記憶を自然と辿る。声が抑えられない。中を擦られながら前を触られる、前回よりも強い快感に襲われた。
「あっ、ああっ、そこ、やめ、」
そこは、おかしくなる。僕の身体を知っていると見せつける様に狙って来る。
「もっと、深く俺を受け入れろ。」
「ああっ、ん、」
そうか、今日は最初から彼を受け入れてた。浮かされた頭の隅、この身体の変化の理由に思い至った。
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