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二時間ほど話を無理矢理聞かされ、やっと蓮が自室に帰った。
「俺、シャワー浴びてくる」
そう言って俺が立ち上がると、隼人も着替えの準備を始めた。
「今日は一緒に入ろうぜ。あいつ話が長過ぎるんだよ。もう九時前だし」
「明日休みだからな。部屋の点呼がないからいつもこんなもんだろ」
俺達の寮は土日祝日前と休みの日は点呼がない。だからといって門限を破ると山程の課題を出される。
でも、それは外出の時のみだ。
寮内では休み前と休日は部屋の点呼がないため時間は無制限。
自己責任だ。
「そうだけどさ、毎週ほんと疲れるよ」
「そう言っても、隼人は蓮の話を聞いてやるよな」
「尚だって聞くじゃん」
「有無を言わさずね」
「あー、うん、そうだな」
着替えを持って風呂場に向かうと後ろから隼人もついてくる。
いいとは言ってないっての。
「なぁ、一緒に入っていい?」
もう一度、同じ事を尋ねながら制服を脱いでいる隼人。
諦めて、返事の代わりに俺も制服を脱いだ。
「相変わらず細いのな」
「触んなバカ。細くねぇよ」
全裸になり浴室に入って直ぐ、隼人が俺の腰を撫でた。
文句だけ言って、シャワーを出し身体を濡らす。
「なぁ、尚は…、好きな奴とかいないのか?」
「……」
突然の質問に、頭を洗い始めたた手が止まる。
「…無言は肯定と受け取っていいですかね?」
「んー、いいんじゃねぇの?」
答えながら、止まっていた手を動かす。泡が、目に入った。
地味に痛い。
「そっか」
「なに?もしかして、隼人好きな奴いんの?」
「何でそうなる」
「俺に聞いたから」
俺の腰辺りから手が伸びてきて、足元にあるシャンプーを取る。
その時、お尻に堅いモノが触れた。
何で隼人勃ってんの。
「居るっちゃ居るかな。最近気になるって言うか」
「へぇ。知らなかった」
さっさと身体を洗い、俺は先に風呂から出た。
「溜まってんのかな。隼人」
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